これまでも本ブログでは、九州地方の独特な名物料理を数多く紹介してきました。
ただ、まだまだ紹介できていないものは多く、今回は独特な名物料理の中でも、九州以外ではなかなか食べられないものを紹介したいと思います。
したがって、発見した場合はぜひ食べてみてください。
六兵衛
六兵衛(ろくべえ)は、長崎の独特な名物料理です。
さつまいもを原料とする長崎・島原独特の麺料理で、江戸時代に島原を飢饉が襲った際、深江村の名主だった“六兵衛”が、保存食のさつまいも粉を食べる方法として考案したことから、この名がつけられました。
日本では珍しい”押し出し麺“で、水を加えてこねたさつまいも粉に、山芋をつなぎとして加えて生地を練り、”六兵衛おろし“という穴の開いた大型の鉄板で生地を押し出して作ります。
また、六兵衛は黒褐色の短めの麺であり、煮干し出汁ベースの醤油味スープで食べるのが一般的です。
物相寿司
物相寿司(もっそうずし)は、大分の独特な名物料理です。
100年の歴史を誇る押し寿司の1つであり、毎年春に開く“金比羅祭”を始め、神事の後の膳を彩る格調高い料理です。
地元で採れた食材を使っていて、作り方としては、まず野菜、椎茸などの材料を細かく切り、味を付けて酢飯に混ぜた後、それを茶碗に一杯ずつ盛って、代々伝わるヒノキ製の“物相箱”に詰め、押しぶたで上から力をかけます。
完成した1辺12cm、高さ5cmほどの物相寿司は、優しい甘さの爽やかな味で、米が民にとって貴重品だった江戸時代、皆が同じ量を食べられるように誕生しました。
油ぞうめん
油ぞうめんは、鹿児島の独特な名物料理です。
そうめん、肉、ニラやキャベツなどを油と出汁で炒める麺料理で、明治時代には農作業の際の間食として食べられていました。
出汁にはイリコやキビナゴ、鶏などが使用され、まさに“鹿児島版油そば”といったイメージの料理です。
また、五穀豊穣の祈りと感謝を捧げる収穫祭“八月踊り”の際や、慶事などで人が集まる際には欠かせない料理として重宝されています。
ちなみに、油ぞうめんは奄美の飲食店、鹿児島の郷土料理店などで提供されているため、興味がある方はぜひチェックしてください。
まとめ
ここまで、ぜひおすすめしたい九州の独特な名物料理を紹介してきました。
九州地方の名物料理には、なかなかインパクトのある独特なものが多いですが、どれも地元では絶大な人気を誇り、他府県から来た方でも美味しく食べられるでしょう。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
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