【福岡の居酒屋スタッフブログ】九州地方のご当地煮込み・汁物

煮込み料理や汁物には、古くからそのエリアで食べられているものが多く、なおかつ個性が出ているものも多いです。
九州にも、別のエリアに住む方にはあまり知られていない、個性的な煮込みや汁物が存在します。
今回は、中でも特に知っていただきたい料理を3つほど紹介しますので、ぜひご覧ください。

きいこん

きいこんは、鹿児島の煮込み料理です。
材料を切り込んで鍋に入れることから、その名が付いたと言われています。
鶏の骨付きぶつ切り肉を使って作られる料理で、祝い膳の1つの中皿につけられます。
霧島周辺では、昔から正月や来客の際に、おもてなし料理として振舞われていました。
また、鶏肉の他には、ニンジンやダイコン、えんどう豆などの野菜が使用されていて、黒砂糖や醤油で味付けされているため、程良い甘辛さと鶏の旨みが存分に味わえます。
箸をつけるだけでホロっと崩れるお肉の柔らかさを、ぜひ堪能してみてください。

呉汁

呉汁(ごじる)は、鹿児島の汁ものです。
大豆を水に浸し、すり潰したものを“呉(ご)”といい、その呉を味噌汁に入れたものが呉汁です。
秋に収穫される大豆が出回る秋~冬が旬の料理で、他にも里芋やニンジン、かぼちゃなどが入っているため、栄養価は非常に高いです。
もちろん、栄養があるだけでなく、麦味噌の優しい味わいは心と身体を満足させてくれます。
ちなみに、呉汁は熊本の郷土料理として紹介されることもあり、枝豆を使った“青呉汁”など、さまざまな種類が存在します。

子育てだんご汁

子育てだんご汁は、大分の汁ものです。
産婦がたっぷり乳を出して、元気な子供を育てるための作られたことから、この名前が付いています。
“すすり団子汁”と呼ぶ地域もあります。
母乳の出が良くなるとされるもち米で作った団子と、悪血を改善する効果のあるいもがらが(芋茎)入った味噌汁で、古くから県内各地で作られています。
また、他にも大根やニンジンなど、季節の野菜がふんだんに入っているため、全体的な栄養バランスもバッチリです。
ちなみに、子育てだんご汁に入っている丸い団子には、「赤ちゃんが丸々と育つように」という願いも込められています。

まとめ

ここまで、九州で古くから愛されるご当地煮込み・汁物を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
九州の居酒屋、小料理屋などに足を運んでいただければ、前述の美味しい郷土料理に出会えるかもしれません。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
スタッフ一同、真心を込めてお迎えさせて頂きます!

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