九州には、古くから地元で愛されるお菓子、一部エリアで爆発的な人気を誇るお菓子が多数存在します。
また、それらは九州以外で見る機会があまりなく、観光などで訪れた際に初めて見るという方も多いですが、その味は確かです。
今回は、おすすめのお菓子をいくつか紹介しましょう。
巻蒸
巻蒸(けんちん)は、大分・中津市のお菓子です。
葛粉を素材とし、キクラゲなどの材料を入れて蒸したなんとも独創的なお菓子で、一見すると煮凝りにも見えます。
控えめな甘さと、キクラゲ独特のコリコリした食感が特徴です。
中津市では、慶弔時のお菓子として広く使われていて、昔は祝い事がある家には、近隣の住民や料理人が泊まり込んで作っていたと言われています。
また、家庭によっては、塩や醤油を加えて好みの味に作る場合もあり、店舗では、羊羹のような直方体に切り分けて販売されています。
市だご
市だご(いちだご)は、熊本・上益城郡益城町のお菓子です。
木山地区(横町通り)の初市の際、「ようこそおいでくださいました」というおもてなしの気持ちとして作られる団子で、米粉で作った団子を餡で包んでいます。
おはぎを少し細長くしたような見た目で、上品な甘さとモチモチの食感は今でも絶大な人気を誇っていて、初市の2日間では数千パックがあっという間に完売します。
家庭で作られる機会が徐々に減っていた平成の始まり頃、木山初市で当時の益城町商工会女性部が“市だごの製造実演販売会”を開いたことで、名物として復活を遂げ、現在まで続いています。
飫肥の手焼きせんべい
飫肥の手焼きせんべいは、宮崎のお菓子です。
飫肥城の松をイメージしたとされる独特なある形で、添加物を一切使わず、もち米と砂糖のみを使用し、大正時代から伝わる形と手法を守りながら、1枚1枚丁寧に焼き上げられています。
一般的な硬めのせんべいとは違い、ウエハースのような軽い食感が特徴で、2枚あわせたせんべいの間には蜜が塗られているため、上品な甘さも楽しめます。
観光に訪れる方のお土産としてだけでなく、地域の方々からも長年愛され続けている、素朴で飽きの来ない伝統菓子です。
まとめ
ここまで、古くから愛される九州の変わったお菓子をいくつか紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
観光中に見かけることがあれば、一度前述のお菓子を購入してみてください。
その味の虜になること間違いなしです。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
スタッフ一同、真心を込めてお迎えさせて頂きます!