九州地方には、古くから親しまれる“郷土寿司”というものが数多くあります。
観光などで九州地方を訪れた際には、その地域の良さを十分に感じられる郷土寿司をぜひ堪能していただきたいと思います。
今回は、中でも代表的な郷土寿司を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
九州地方で親しまれる郷土寿司①大村寿司
大村寿司は、長崎・大村市の郷土寿司です。
祝いの席などで供される押し寿司で、20cm四方程度の大きさにした二段重ねの甘酢飯に、かんぴょうやしいたけ、ごぼう、はんぺん、白身魚のそぼろなどを挟み、錦糸卵を乗せて切り分けたものです。
しっとりした酢飯に、豊富な具材の旨みと錦糸卵の甘味が加わり、バランスのとれた風味が口いっぱいに広がります。
九州地方で親しまれる郷土寿司②須古寿し
須古寿しは、佐賀・白石町須古地区で古くから親しまれる郷土寿司です。
もち米を加えて作られた酢飯に、有明海のムツゴロウの蒲焼、しいたけ、卵、ゴボウなどを加えて作られます。
善政を敷いた須古の領主に、感謝を込めて寿司を献上したのが須古寿司の始まりだと言われており、須古地区では祭りや祝い事には欠かせない料理となっています。
九州地方で親しまれる郷土寿司③雪ん子寿し
雪ん子寿しは、大分の郷土寿司です。
しいたけの上に乗せた大根が、薄く降り積もった雪を彷彿とさせることから、この名が付いています。
青じそを敷いた寿司飯の上に、醤油と砂糖で味付けをした大分県本匠名産のしいたけと、三杯酢に漬けて薄く切った大根を乗せます。
別府駅、大分駅等の駅で購入でき、近年はお土産用として、冷凍されたものも販売されています。
九州地方で親しまれる郷土寿司④南関あげ巻き寿司
南関あげ巻き寿司は、熊本の郷土寿司です。
通常は海苔で巻く巻き寿司を、“南関あげ”で巻いているのが特徴です。
また、南関あげとは、大豆をひきつぶして煮た汁で作った豆腐から、独自の製法で作った地域特産品のことを言います。
水分をほとんど含んでいないため日持ちが良く、常温保存が可能で、煮ると柔らかく、味がよく染み込みます。
その南関あげを使用した代表的な料理が、この南関あげ巻き寿司であり、昔から地元のもてなし料理として作られています。
まとめ
ここまで、九州地方で親しまれている、代表的な郷土寿司をいくつか紹介してきました。
当店貴月でも、もつ鍋や餃子、豚足など、古くから福岡で親しまれる、代表的な名物料理を多数提供させていただいております。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
スタッフ一同、真心を込めてお迎えさせて頂きます!