全国的に、気温の低い日が徐々に増えてきました。
また、もう少しすると、温かい鍋が美味しい季節がやってきます。
九州には、他のエリアでは味わえない独特なご当地鍋がいくつか存在しますので、今回は来たる冬に向けて、知っていただきたい鍋をいくつか紹介したいと思います。
平戸くじら鍋
平戸くじら鍋は、長崎のご当地鍋です。
長崎は、くじら肉の年間個人消費量第一位の県であり、中でも平戸市は、江戸時代に日本最大規模の“鯨組”の本拠地があった地で、それから数百年経つ今でも、正月や祝い事には欠かせないほど、鯨食文化が定着しています。
平戸くじら鍋には、そんな平戸の食に欠かせないくじらがふんだんに使用されていて、くじらの皮から出る脂で豆腐、椎茸、白菜、ニンジンなどを煮込みます。
また、ベースは濃い醤油味であり、野菜とくじら肉の相性は抜群で、玉子に付けてすき焼き風にして食べることもあります。
熊本ぼたん鍋
熊本ぼたん鍋は、熊本のご当地鍋です。
熊本といえば馬肉というイメージが強いですが、実は猪肉も有名で、山間部には野生の猪が多数生息しています。
また、タンパク質やビタミンB群を豊富に含む猪肉は、古くから熊本で栄養源としてよく食べられていました。
熊本ぼたん鍋は、そんな猪肉と白菜、ゴボウなど旬の野菜をたっぷり使った鍋料理で、醤油仕立て、味噌仕立て、水炊き風、すき焼き風など味付けはさまざまです。
独特な臭みは少なく、噛むほどに赤身と脂身の歯ごたえ、濃厚な旨みが口の中に広がっていく猪肉は、これから熊本に訪れた方にぜひ味わっていただきたいです。
山羊汁
山羊汁は、鹿児島のご当地鍋です。
山羊の骨付き肉を大鍋に入れ、アクを取りながらじっくり煮込むと、独特の香りと旨みを持つスープが取れます。
味付けは塩が中心で、具材もネギやニラなど至ってシンプルなものとなっています。
また、イメージほど食べにくいものではなく、特により脂が乗っているメス肉はとても美味しいです。
これは、奄美の山羊が自生している薬草類をよく食べるため、香りがそれほどきつくならないことが理由とされています。
奄美に訪れた方は、ぜひ一度お試しください。
まとめ
ここまで、九州の少し変わったご当地鍋を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
これらの鍋は、最初食べるのに少し勇気がいるかもしれませんが、実際は食べやすく、ついついハマってしまう魅力があるものばかりです。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
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