九州地方には、ワラスボやワケノシンノス、メカジャなど、なかなか他地域では見られない個性的な珍味が数多くあります。
また、全国各地にも、これらに負けずとも劣らないインパクト抜群の珍味が存在します。
今回はお酒好きの方に向けて、これらの珍味の一部を紹介したいと思います。
めふん
めふんは、北海道の珍味です。
鮭のオスの中骨に沿って付いている血腸(腎臓)を使用して作る塩辛で、北海道ではスーパーなどでも販売されています。
色は黒く、食感にはとろみがあり、主に酒肴として珍重されているほか、ストレスを回復させる栄養素であるビタミンB12、鉄分が豊富に含まれているため、健康食品としての注目度も高いです。
ちなみに、名称の語源はアイヌ語で“腎臓”を意味する“メフル”であるとされていて、漢字では“女奮”という字が当てられています。
くちこ
くちこは、石川県や富山県が属する能登半島周辺の珍味です。
ナマコの生殖巣であり、軽く塩をして塩辛にした“生くちこ”、干して乾物にした“干しくちこ”があります。
一般的に、平たく干した干しくちこが能登の高級珍味として親しまれていて、三角形や棒状などの形状があります。
そのまま食べるか、もしくは炙ってからお吸い物や熱燗の中に入れて味わうことが多く、酒肴には最適な一品です。
ちなみに、生のものは塩漬けされた塩辛として出回ることが多いですが、取り出して瓶などに詰めただけのものも販売されています。
ざざむし
ざざむしは、長野県・伊那市などで食べられている珍味です。
天竜川上流域の清流に住むカワゲラ、トビケラ等の水生昆虫の幼虫であり、高級食材の1つとして知られています。
伊那市では、佃煮に調理したものが郷土料理となっていて、他にも油で素揚げにし、塩を振るなどして食べられることもあります。
また、同市内などでは、土産品として瓶詰めされたざざむしが販売されています。
ちなみに、ざざむしという名前は、“ざーざー”したところにいる虫、あるいは浅瀬(ざざ)にいる虫というのが語源と言われています。
他にも福島県では、“ザームシ”などと呼ばれ、食用にする習慣があったとされています。
まとめ
ここまで、全国各地にあるインパクト抜群の珍味を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
最初食べる際は少し躊躇するものもあるかもしれませんが、実際食べてみると病みつきになること間違いなしです。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
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