【福岡の居酒屋スタッフブログ】九州の長い歴史を持つ郷土菓子・名物菓子

九州に訪れる方の多くは、お酒に合うグルメを食べたり、買って帰ったりすることを目的にしていることでしょう。
もちろん、これも九州名物であることには違いないですが、せっかく足を運ぶのであれば、郷土菓子や名物菓子にもぜひ注目してもらいたいと思います。
今回は、おすすめのものをいくつか紹介しましょう。

あかまき

あかまきは、熊本・天草地方の郷土菓子です。
スポンジ生地に餡を塗って巻き、その上から赤く着色した求肥餅でさらに巻いて作られます。
全体的にロールケーキや、松山の郷土菓子であるタルトに似ていますが、求肥を使用しているところに大きな違いがあります。
天草では、神に供える“赤米”という米が栽培されていて、これで餅を作っていました。
その後、タルトをヒントにしたあかまきが完成し、漁師たちはこれを縁起の良いものとして、好んで食べていました。
また、店によって味、色に違いが出ることもあります。

佐賀のたい焼き

佐賀(さか)のたい焼きは、長崎の名物菓子です。
黒あんと白あんの2種類があり、一般的なたい焼きとは違って、丸い形をしているのが特徴です。
具体的には、鯛が口先に尾をつけて(背中を丸めて)、跳ねる姿をしています。
また、佐賀のたい焼きは、対馬の名物として長く知られていましたが、製造元の“永留菓子店”は2020年に閉店し、波佐見町に移転することになりました。
ちなみに、佐賀(さか)は対馬市の地名で、佐賀県とはまったく関係ありません。

ふくれ菓子

ふくれ菓子は、鹿児島の郷土菓子です。
黒砂糖風味で褐色の蒸しパン風の菓子で、膨張剤として重曹を使用していること、蒸し上がると2倍以上に膨れることが名前の由来です。
また、基本の原材料は黒砂糖粉、薄力粉、水、重曹ですが、水の一部を牛乳や鶏卵としたり、ハチミツやヨモギ、カボチャや小豆などの食材を加えたりすることもあります。
昭和時代から、家庭で子どものおやつとして作られていましたが、当時はあまり日持ちしなかったため、作ってすぐに食べる必要がありました。
ただ、現在は流通も良くなり、衛生的な工場で作られているため、消費期限はやや長くなり、菓子パンなどとともにスーパーでも販売されています。

まとめ

ここまで、歴史のある九州の郷土菓子・名物菓子を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
九州旅行の際、機会がありましたら、ぜひ九州の古き良き味を体験してみてください。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
スタッフ一同、真心を込めてお迎えさせて頂きます!

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