【福岡の居酒屋スタッフブログ】九州の美味しい煮込み料理

九州のご当地グルメには、さまざまな自慢の食材を焼いたり、揚げたりしたものが数多くありますが、今回紹介するのは“煮込み料理”です。
どれも九州ならではの個性があり、他のエリアで食べられる機会は限られているため、観光に訪れた際にはぜひ堪能していただきたいと思います。

ぬか炊き

ぬか炊きは、福岡・小倉の煮込み料理です。
青魚のイワシやサバを醤油、みりん、砂糖などを加えた煮汁で煮込み、ある程度火が通ったところにぬか床を入れ、とろ火でコトコト炊いて仕上げます。
青魚特有の臭みはなく、代わりにぬか床の旨みが魚全体に染み込みます。
ぬか床の材料である山椒や唐辛子のピリッとした風味に加え、ぬか漬けを作るたびにぬか床に蓄積される野菜のエキスもしっかり感じられます。
ちなみに、小倉ではぬか床が嫁入り道具として母から子に引き継がれることもあり、中には数百年に渡って、材料を追加しながら守られているものもあります。

とんこつ

とんこつは、鹿児島の煮込み料理です。
とんこつと言えば、ラーメンのスープなどに使用する骨をイメージする方も多いかと思いますが、これはまったくの別物です。
豚の骨付きアバラ肉を使用する、豚の角煮に似た郷土料理で、鹿児島ではとても馴染み深い料理として、家庭でもよく作られています。
骨付き豚肉をぶつ切りにし、余分な脂を落とした後、味噌、黒砂糖、芋焼酎で濃いあめ色になるまで煮込みます。
それぞれの調味料の独特な風味と豚肉の旨みが重なり、芋焼酎にもご飯にもピッタリの濃厚な味わいが生まれます。
ちなみに、とんこつはあの西郷隆盛の大好物だったと言われています。

具雑煮

具雑煮は、長崎・島原の煮込み料理です。
正月はもちろん、晴れの日に食されてきた島原の郷土料理で、鶏肉や野菜、カマボコ、高野豆腐、餅などさまざまな具材が入っています。
島原特産の白菜である“シロナ”を具材として使うことは多いですが、決まった材料や作り方があるわけではなく、江戸時代にはすでに作られていたと言われています。
また、舌を火傷しないように少し冷ましながら、土鍋から直接食べるのが島原流で、海の幸、山の幸の優しい味わいが身体を温めてくれます。

まとめ

ここまで、九州の有名な煮込み料理を3つほど紹介しましたが、いかがでしたか?
当店貴月でも、“煮込み炙り豚足”や“トロトロ豚軟骨”など、さまざまな煮込み料理を提供させていただいております。
福岡市南区や春日市で居酒屋をお探しの方は、骨折り餃子がおススメの当店貴月に是非ご来店下さい。
スタッフ一同、真心を込めてお迎えさせて頂きます!

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