九州には、珍しい食材を使用した郷土料理が数多くあります。
また、中には食材自体は珍しくないものの、「そんな作り方をするの?」「そこにそれを入れるの?」といったように、個性的な調理法で完成する料理も存在します。
ここからは、そんな個性的な調理法の九州グルメをいくつか紹介したいと思います。
呉豆腐
呉豆腐(ごとうふ)は、佐賀・有田町の郷土料理です。
一般的な豆腐は、にがりを豆乳に加えて固形物にしますが、呉豆腐は豆乳に葛、デンプンを混ぜ、加熱し凝固させます。
また、豆乳の他に、きな粉を布に入れて水にもみ出した液体、カボチャやスイカの種子の粉末を水に溶かしたものを使う場合もあります。
食感はモチモチで、九州特有の甘口醤油が良く合います。
近年は、天ぷらにして食べられたり、黒蜜をかけてデザート風に食べられたりすることもあります。
しゅうへい鍋
しゅうへい鍋は、長崎の郷土料理です。
鍋の中に白身魚の天ぷら、揚げた後に焼いた餅、大根おろし、卵が入った、なんとも個性的なご当地鍋です。
通常、鍋料理は煮込みながら食べるものですが、しゅうへい鍋は一度に仕上げて食べるのが一般的となっています。
出汁は昆布やかつお節に、醤油や酒、みりんなどが入ったオーソドックスな和の味わいで、白身魚にはタラが使用されることが多いです。
ちなみに、しゅうへい鍋という名前の由来は、元々焼餅を入れていて、この焼餅を“しゅうへい”と読んだことだとされています。
まだか漬け
まだか漬けは、宮崎の郷土料理です。
切り干し大根と煎り大豆、ニンジン、昆布などにスルメを合わせて漬ける漬物で、身体に優しいものばかり入っているため、年末年始の胃腸が弱ったときなどには重宝されます。
ナムルのような見た目が特徴で、漬けた翌日から食べられますが、2~3日経ってからの方が味は馴染んで美味しくなります。
宮崎県内のお土産屋さんでは、パックに入ったものが数百円程度で購入できるため、見つけた際はぜひ購入していただきたいですね。
ちなみに、まだか漬けという名前は、出来上がるまで「まだか、まだか」と待ちわびてしまうことが由来とされています。
まとめ
ここまで、個性的な調理法で完成する九州の郷土料理を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
これらは独創的な料理ではあるものの、シンプルな美味しさを持っているからこそ、長年地元で愛され続けています。
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