お土産の定番と聞いて、お菓子を思い浮かべる方は少なくないと思います。
また、特に伝統のある和菓子には、その地域の魅力を感じられる素晴らしいものがたくさんあります。
今回は、九州の各地域で古くから親しまれている、伝統的な和菓子をいくつか紹介したいと思います。
ぜひお土産にどうぞ!
けせん団子
けせん団子は、鹿児島の伝統ある和菓子です。
“けせん”の木は、一般的にニッケイ、シナモンと呼ばれるニッケイ属の木で、年間を通して暖かい気候の地域で育ちます。
その昔、鹿児島では県内のどこの家庭にも、けせんの木が生えていました。
また、けせん団子は、もともとは葉の付いていないシンプルな小豆団子でしたが、鹿児島独特の暑さですぐに傷んでいました。
そんなとき、けせんの木の葉に殺菌効果があることがわかり、葉をつけ始めたのが、現在のけせん団子の始まりと言われています。
素朴かつ奥深い味わいをぜひ一度味わってみてください。
ふつもち
ふつもちは、熊本の伝統ある和菓子です。
“ふつ”とは“よもぎ”のことを指していて、熊本・鹿本地方では、ふつもちが食文化として根付いています。
爽やかなよもぎの香りと、甘すぎない餡子が美味しさの秘訣です。
粒あんは中に入っていることが多いですが、餅の上に乗せて食べられることもあり、きな粉がまぶしてあるものも少なくありません。
ちなみに、よもぎは春芽がより良い香りを持っていますが、冷凍しておけばいつでも使用できるという便利さも兼ね備えています。
ゆでだご
ゆでだごは、佐賀の伝統ある和菓子です。
古くから、佐賀のおやつとして親しまれている和菓子で、小麦粉と白玉粉を混ぜて茹でた生地に、餡子を入れて平たく伸ばし、黒砂糖をまぶして食べるのが一般的です。
昔は、農作業の合間のおやつとしても食べられていました。
また、さまざまな家庭によってさまざまな味があるのも特徴で、特に生地によもぎを混ぜたものは、自然そのままの味わいで、素朴な美味しさが人気です。
よもぎ以外で言うと、カボチャやほうれん草、インスタントコーヒーなどが練り込まれることもあります。
ちなみに、ゆでだごの名前の由来は“茹でた団子”です。
まとめ
ここまで、九州地方の伝統ある和菓子をいくつか紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
流行りのオシャレで可愛いお菓子も良いですが、やはり観光に訪れるのであれば、各地域で長く愛される和菓子も食べていただくことをおすすめします。
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